見事なロリコン「さんかく」

6月26日 土曜日

何年振りにか公開初日に映画を見に行く。
映画「さんかく」 監督の吉田恵輔は「机のなか」、「純喫茶いそべ」という雰囲気のある所有を主人公にした作品を作り続けている、今回は、田畑智子AKB48小野恵令奈の2人の巧く使った。特にえれぴょんは、最初の登場シーンは劣化版ともいえるえれぴょんだったのが、終盤に田舎で出てきた制服のえれぴょんは、見事にきらきらパワー建材のえれぴょんだった。また、2人の女優の映画としては最近満島ひかりの「カケラ」を見たが、女優の使い方としては「さんかく」が数段上。監督の男女差で女性の監督が撮ると映画が日常に収縮し、男性が撮ると非日常に収斂していくような気がした。
 初日の土曜日に回と会って劇場は満員。AKBファンも(ほんのちょっとだが大島優子も出ていた。)多かったのか、本来笑うべきではない所でも笑いが起こっていた。終わり方に納得をしていないという声が聞こえたが、「さんかく」とほ、三角関係ではなく、○でも×でもない、△な人間関係で生きていくという終わり方なのだと思うのだが。名作と名高い「机のなかみ」や仲里依紗の最高傑作といわれる「純喫茶いそべ」も見てみたい。

「ヤンキーくんとメガネちゃん」☆☆☆
 最終回。先週からの過去の足立花をつけ狙うヤンキーとの対決。初回以来久しぶりに仲里依紗のアクション演技が見られたのは良かった。しかし、テーマが「ヤンキーと見られること」からの世間から解放され自分らしく生きるというのは共感できないし、今までの流れから見ても納得は出来ないだろう。ただし、仲里依紗に違和感があったが、最後にみつあみを解いた仲里依差はさすがに可愛かった。

ハガネの女」☆☆☆☆☆
 ラスト前。変則の短期ドラマだったのが非常に惜しい作品。今週は子供問題で最後の大橋のぞみをいよいよ本格的にとらえる。ただし、完成度ではここ何回かでは高くはない。ひとつは、横山めぐみが、要潤を好きになる理由が単に略奪愛というのが短絡すぎることと、大橋のぞみは、無邪気さのなかに悲しみややさしさを潜ませる点が共感を得るのだが、ここまで暗さが前面に出ると持ち味が生かされない。最後は、吉瀬美智子要潤の恋の行方がポイントとなるだろうが、めちゃくちゃ意外性のあるラストは想像できないので出来るだけ丁寧に仕上げて欲しい。

トラブルマン」☆☆☆☆
 こちらも、ラスト前。全てのトラブルの大本の加瀬成亮の過去が語られる。しかし、何故加瀬君は岩佐真悠子の死体が押し入れか出て来た時に反応をしなかったのだろうか?全てにつながるここでの加瀬君の反応の差がこのドラマの☆を一つ減らしている。こういうことならいっそ全てを加瀬君が原因だが、彼の知らないところで起こっているという設定にした方が良かったのでは。しかし、名作「ぽっかぽっか」の名子役でその後「3年B組金八先生」似も出て来た上脇結友が、ロリコスの漫画家で出ていたのは驚いた自分も年をとるのも当たり前だ。

タンブリング」☆☆☆☆
 最終回。新体操部を大会出場させるため一人で木山を救いに行った東。というところで前回は終わったが、一点納得がいかないのは、前回でそこまで気持ちをあげながら結局全員で助けに行き大会にも間に合ってしまうというのはいかがなものかと思ってしまう。続編やスペシャルが作れそうな終わり方と言い、最終回自体は今ひとつ。