「極東セレナーデ」を再読しての発見

11月10日 木曜日 曇り

 久しぶりの長時間勤務。夜、お客様と待ち合わせになり帰宅が久しぶりに21時を超えた。やはり、お客様と話をしているのは楽しいし、部県を購入するのは面談してなんぼという気がするのだが、現代は電話やメールで要件を済まそうとする人が多いし、近視眼的な人も多すぎる。

 お客様の打ち合わせに行く途中雑誌2冊購入。

CD Journal (ジャーナル) 2011年 11月号 [雑誌]

CD Journal (ジャーナル) 2011年 11月号 [雑誌]

 当初ローカルアイドル特集目当てで購入しようと思っていたのだが、一度断念。フィルスぺクターの特集目当てでやっぱり購入。ローカルアイドル特集はメインよりも、後半の南波さん自身のコラムの方が貴重。

本の雑誌342号

本の雑誌342号

帰宅後、録画していた「カーネーション」を見た後、「Dig」を聴きながら、「極東セレナーデ」を読む。本当の後半に出てくる、原発とアイドルについて読んでおきたかったのだが、別な発見が2つある。
 一つは86年or87年の朝日新聞にすでに原発のコストが火力や水力を上回るという記事があるということ。これは、新聞の縮刷版を当たってみたい。
 もう一つは、この小説のメイン筋のアイドルについての興味深いコメント。(これがかかれた82年当時すでに、アイドル(ここでは権威という意味も込められている)は、大衆が与えられるのではなく自分たちが育てていくと思わせるもだという発言(モー娘。より10年以上前の小説ですが)、1960年代からアイドルのデビューの低年齢(中高生)は普通であったが、今(この小説の今なので1980年代中盤)は消耗が激しいので、アイドルの年齢の上限が早くなってしまうという記述。シィ王和の終わりの頃に、今起こっていることはすでに起きていたのだ。
 まだ、途中なので目当ての原発の件は出ていないがどういう処理をしているのか忘れてしまっており、ある意味楽しみだが、後味が非常に悪かった覚えがある。
 また、この小説は「ドリームウーマン」というタイトルでTVドラマ化しているのだが、原発の件などはどうやったのだろうか?