元旦から傑作「相棒SP」

1月1日 日曜日 曇り時々晴れ

 今日より2012年。自分の生活としては特に変わりはなく、ここ例年と同じくダラダラと正月を過ごす。

 夜に見た「相棒SP」が傑作であった。

 最初のピエロの部分が「ハーメルンの笛吹き」を連想させるとかいう部分にはあまり反応しないタチだが、いくつかの友情や信頼の糸が張り巡らされ最後まで意外性のある事件を解決していく様が見事であったと思う。
 メインは神戸と右京さんの相棒としての信頼。それに加えて、鑑識の米沢さんと右京さん、部下の芹沢刑事が打たれた伊丹さんと右京さんの共同捜査という警察内の結びつきそれが、犯人ばかりでなく、警察庁へも向かう。
 加えて、ゲストの大橋のぞみ(好演)と神戸さんとの友情。神戸さんの右京さんへの信頼がのぞみちゃんへと伝わったことを示したラストは見事であったと思う。
 そして、マイノリティな愛情すら感じさせる大河内さんと神戸さんの友情(?)も見事であった。
そして、それらを支えたのがちょっと現実離れをしてはいるが理論的には破たんしていないストーリの意外性がそれを支えていたと思う。本当に元旦より良いものを見させていただいたと思う。