1日病院

4月1日 木曜日

来週のために、ほぼ1日病院で検査。

昨日購入した「週べ」ドラフト特集号を時間つぶしに持っていこうとしたが忘れ、途中で「週刊文春」を購入。

文春は、メインの政治記事は最低なのだが、芸能系は充実している。

まずは、小林信彦の「ハート・ロッカー」論。今週の宇多さんと町山智浩の対談の理念的なものとは異なり、イデオロギーではなく、あくまで「小隊物の傑作」という映画の中でとらえ、ドキュメンタリータッチに仕上げた音響と音響編集の優秀さをほめ、論争の核心となる説明をしない部分についての解説はこの評論にとどめを刺すであろう。敵国の民衆という視点は新しい。

近田春夫の「考えるヒット」は渡り廊下走り隊の「アッカンベー橋」をアイロニーを込めて絶賛。近田さんは確か「チューしようぜ」(アイドリング!!!とのコラボ)の評論でアイドル歌謡というジャンルをずっと好きな人がいるという言葉が印象的であった。アイドルというジャンルの中では、それほど好きではない曲なのだが、一般的な目からみるとキャッチ―なのだろう。

亀和田武のTV健康診断はまたも「龍馬伝」について。

ようやく、追悼記念でこれを購入。

日本映画 ぼくの300本 (文春新書)

日本映画 ぼくの300本 (文春新書)

これは、優秀な作品のみを記載しているので、双葉さんの本当のすごさを知るには古本屋で日本映画批判を購入しなくてはならんのだろう。