政治についても考えてみよう

6月22日 火曜日

 朝、早起きし首都圏の端から端まで移動。帰りに久しぶりに秋葉原へ。(実は1日間違えたことが分かった。)ひとつ新しい試みを行おうとしているが、慣れるまでが大変そうだ。

 移動中に、PODCAST。昨日の「大竹まことのゴールデンラジオ」の森永卓郎のコーナーで。二大政党の経済学で小峰隆夫のホテリアーの「政権交代の経済学」が紹介されておりホテリング効果に興味を覚える。二大政党になると両者の政策が似てくることで、国民の選択の余地が無くなるという論理だが。今の民主、自民の消費税議論や超党派という問題はまさにこのことだ。昨年の政権交代では、民主党の消費税率を引き上げないという政策に賛成したはずが、選挙前に消費税上げについて言及することが、勇気あることと持ち上げられる雰囲気は非常に危険だ。特に、権限を持ちたい財務省のまさに手の内に入ってしまっている。普天間問題の外務・防衛省官僚に敗北したことで、政権が官僚により倒され政治が官僚に敗北したことが決定的になってしまったのか。かといって、公務員制度改革を売り物にするみんなの党も一部の政治家のせいで、応援する気持ちになれないのは何故か?
 今日の神保さんの「dig」は、参議院選挙について。あまり好みではなかった浜矩子さんの意見に納得させられることが多かった。例えば今の法人税減税は、アジアの各国に比べて高いということがとりざたされているが、競争するのはそれらの国ではなく、成長国ではなく成熟路線をとるべきだという意見。日本はあくまでプラス成長なのに絶望経済なのは、その配分がおかしいという点には納得させられる。ただし、その配分が、大きな政府による歳出の増大によると、政府部門が配分を多く取るので、その点には気をつけなくてはいけない。その浜さんをもってしても、今度の選挙はどこを見て投票するのが良いかという点については、「その人が本当のことを言っているかどうか?」という個人の資質に注目するしかないというのは、今の政治の閉塞感を表している。

実録事業仕分け

実録事業仕分け

参院選みんなの党より出馬するライターの「裏切りの民主党」とほぼ同時期に出版されたもの。感情を抑えて事実を冷静に記述された本作の方が好きだ。

政権交代の経済学

政権交代の経済学

本文で紹介したもの。時間がかかるかもしれないがじっくりと読み進みたい。

絶対零度〜警視庁未解決事件捜査」☆☆☆☆
 最終回。上戸彩の作品には珍しくドラマの質と視聴率が両立したドラマ。おしむらくは、先週も述べたが、杉並事件をラストにするべきではなかったか?今回の刑事殺し事件も、通常回では悪くはないが、最後にもってくるにはやや弱い。もしや、次回作をきにしているのではないか。

さてと、これから宮澤佐江のListen最終回だ。