ニュースの多い1日

9月10日 金曜日

 昨日に引き続き過ごしやすい1日。午前中来客。仕事の仕組みについて来月から変わっていきそう。自分にはやりがいのあるシステムになる分責任は重くなる。より気合と工夫をしていかなくてはいけない。

 今日は大きなニュースが2つ。一つは村木厚子さん無罪結審。もう一つは日本振興銀行経営破たん戦後初のペイオフ決定。
 村木さんの件は、当然無罪であったので事実には安心はするものの、事実には驚かない。報じられ方に関心が移ったが、やはり表面的なものにとどまっている。判決文の内容も、今回の件が特別な未熟な(違法ではない)捜査方法であるという文章に従ったものだ。無罪という事実を驚くべき事実と伝えるものがほとんどで、せいぜいが村木さんの苦労話や家族愛でごまかそうとしているものが殆どだ。小沢問題、鈴木宗男問題も含めて検察の取り調べ可視化にもっと突っ込んで欲しい。22時からの郷原・田原USTにあったが、実行犯の上村元係長に直接指示した村木さんが起訴され、政治家から直接指示されたとするその上の上司が起訴されないことの不自然さにも(両方無罪だとは思うが)触れていないのは不思議だ。
 日本振興銀行については、当初の中小企業のミドルマーケットというターゲット自体がプライシングがすでに厳しい世界であったことを知らないで手を突っ込み、すでに取引銀行から相手にされなくなっていた取引先にサラ金並の金額しか貸しだせないという相手とノンバンクしか相手にしなかった取引先に銀行という名前が付いているという点でのンメリットしか与えられないマーケットしか得られなかったのが要因。要は、思い描くようなミドルリスク・ミドルリターンマーケットはなく、標榜にしていた中小企業救済では当然商売にならないという点であろう。政治的には追求すべき点が2つある。一つは、この銀行に異常な早さで銀行免許認可を与えた竹中ー五明ラインの責任の追及と規制緩和・自由化のはざまでこのような不正的なことが起きないような監視体制の構築。それと、この竹中等の一味が今度はみんなの党に近づきまたぞろ動き始めていることへの警戒。もう一つは、同行の非常勤取締役である自民党平将明議員の責任(少なくとも取締役としての官吏責任)の追及。預金保険機構の資金は、預金を集めている銀行からの拠出金であるが実際は、本来なら預金者に払われるべき利息や本来なら引き下げられる貸出利息の中から払われていると考えても良いお金である。それらの準公的資金の提供を余儀なくされたのに取締役として公的立場の国会議員(しかも党の経済関係の役職についていたと記憶します)としての責任は、検査の甘い(これも金融庁主導で免許を与えた負い目のある)金融庁とともに責任を問われるべきです。今回の件でペイオフの資金が減少し、今後の金融機関破たん時に資金が足りなくなり公的資金が投入されるようになることだって考えられると思います。

もやしもん」☆☆☆☆
やっぱり面白いし特撮の撮り方も凝っていると思う。今やドラマは深夜の時間帯とNHKさえあれば良いという時代になっていくのかもしれない。今後はゴールデンやプライム枠でもファンタジー的なドラマが増えていけばいいなぁと思う。