言葉で伝わること

3月23日 水曜日 雨のち曇り

 休日。昨晩から本を読み続けていたために日中は殆ど睡眠状態。午前中は、クリーニング屋へ行ったのみ。午後から仕事で松戸と春日部へ外出。帰りに地元ビックカメラタワレコビックカメラでは、BD−Rを購入。タワレコではこれを、

ローラーガールズ・ダイアリー [DVD]

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 昨晩は読みかけの本を2冊読了。
「体験ルポ国会議員に立候補する」(若林亜紀
 この人の本は4、5冊円出るが、今まででベストだと思う。もともとは、厚生省の外郭団体に勤務した経験を生かし、天下りの弊害、無駄遣いを告発し、者ーナリストになり、その後民主党の仕分け作業に協力、その後みんなの党から昨年の参議院選挙に出馬。これは、その選挙戦前後を書いたもの。著者の本は、ご本人の性格のせいもあろうが、まじめで一本芯が通った著作が多いが、(そのわりにはタイトルがあまりマッチしていないものが多い)今回はそれがうまくマッチした。また、みんなの党から出馬したにも関わらず、同党の悪い点もある程度はきっちりと指摘しており、個人的にはみんなの党のうさんくささの原因がわかったような気がした。

「ラジオ魂」小島慶子
 こちらも、一本芯が通った女性のロングインタビューをまとめたもの。「AERA」のインタビューや日々の「キラ☆キラ」の中で、語られた部分も多いが、改めてまとめて読むと、一種のマスコミ論(批判)になっていることが分かる。女子アナに求められるものや、「アクセス」での活躍とその後の仕事の落差でそれを感じられる。ただ、久米宏さんや森本毅郎等既存のメディアの中にまだまだ希望の光を見いだせるのに安心した。小島さんもきっと同じような光になっていると思う。

 震災以降の現状では、良く音楽が希望を見出すという現象を見ることが出来るが、言葉にもきっとおなじような力があると感じられる2冊であった。